チェックリストを作るために

最近、チェックリストを作ることがあったのですが、良い書籍を紹介して頂きました。

アナタはなぜチェックリストを使わないのか?

この付録にもある、チェックリストを作成するためのチェックリスト

この本の内容は、医療現場や航空業界のように、複雑ながらも非常に難しい職種において、どのようなチェックリストが本当に有効なものなのか、ということを多くの物語を交えて説明しています。

以下では要素のみをかいつまんで、要点だけまとめてみようと思います。
ただし、それらを理解して腹をすえるには、本書を読んだ方が良いと思いでしょう。

  • 世の中の問題は、単純な問題、やや複雑な問題、複雑な問題にわけられる。
    • 単純な問題は料理のように、ある程度技術を学びレシピ通りに作れば、高い確率で成功する。
    • やや複雑な問題は、ロケットを月へ飛ばす、というようなタイミングや協調が必要になってくる問題。これらは、何度か繰り返すと学んで同じようにできるようになる。
    • 複雑な問題は子育てのように、先行きが不透明で、さらには繰り返し学んでも同じようにできる保証がない。
  • 複雑さを整理するために、チェックリストは有効な手段。
  • 複雑な問題に対処するには、自由と制約の適度な配合が必要である。
  • 単純だが重要なものの見通しを防ぐためのチェックリストであったり、各自が自由裁量で細かい問題や予定外の事態に対処できるようなチェックリストと、目的に合致した形で用意すると、かなり有効な手段としてチェックリストを使うことができる。
  • 多くの場合、作業をチェックリストにしてしまいがちだが、複雑性に対応するにはコミュニケーションの要素を少なからず交えることが大事である。つまり、作業とコミュニケーションの両方をチェックすることで複雑性に対応する。
  • 1つの一時停止点に60秒から90秒かかってしまうとチェックリストは邪魔になってくる。チェックリストの文章はシンプルで明確でなくてはいけない。業界に属するなら誰でも知ってる言葉のみ使う。大文字、小文字の使い分けも大事。

  • チェックリストはマニュアルではない。熟練者を助けるためのシンプルで使いやすい道具なのだ。なので、素早く使えて実用的なのが大事。

  • 重要な手順が飛ばされないようにしつつ、柔軟に行動できるように「読むのち行動」ではなく、「行動のち確認」タイプにした。チェックリストの目的が記録残しでないなから記入もしなくてよくした。
  • 一時停止点を設定し、それぞれの所要時間を60秒以下にする。
  • 簡潔さと有効性は背反することが多いが、項目を削らなければ使ってもらえない。
  • チェック項目の取捨選択すべてに科学的な根拠や基準があるわけではない。簡単なら残すことも多い。また、コミュニケーションの失敗が様々な事故の原因になることはよく知られている。コミュニケーションの為に自己紹介や話し合いを項目に残した。
  • 手術作業者へのチェックリスト導入が、ミス防止に貢献したかというアンケートに8割弱が納得、2割がそうでもないと答えたが、彼らが手術を受けるとしたらチェックリストを使って欲しいか?には9割を超える人がイエスと答えた。
  • チェックリストを嫌々やる状態では意味がない。チェックリストはあくまでもきっかけで、そこからチームワークと規律の文化を醸成してもらいたい。きっかけがあれば、そこから気づきも産まれてくる。

今で、チェックリストは手順書のように詳しいものと思っていましたが、有用なチェックリストはそうではないということを学び、なるほどと思いました。

チェックリストはやはり単純化が重要な要素なので、どこでも単純化って重要だなと思う最近でした。

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