Explore it !をやっとこさ読み終えましたので、最後にメモ。
積ん読も消費しつつある・・・
アプリ作りたい。
Part3の話は、2章までの話しに対して主に肉付けを行うもの。
Explore When There Is No User interface
UIの無いシステムに対して探索テストを行う。
例えば、RailsだとRubyのpryやirbでシステムを起動して、引数や返り値から観察する。
Explore an Exisiting System
既存システムに対して探索的テストを行うとき、簡単な問答から行いましょう。
- なにをするものか?
- インプットは?
- アウトプットはどのようにして生まれる?
- 簡単なインプットやシーケンスになる行動は?
など。
また、ステークホルダーに質問を行い、より明確にしていきます。
テストしながら、発生したことを書き留めていき、いくつかの総合的なスキルを持って、振る舞いを観察、発見を繰り返していきましょう。
エビデンスを統合していき、様々な思慮を巡らせ、タイミングを理解するために状態遷移を使い、様々なスキルを用いましょう。
Explore Requirements
要求に関しても、探索的テストは使えますね。
観察能力の高いテスターは、要求をより明確化する為にもより高い貢献ができます。
要求分析の段階からも、テスターはより思慮を巡らせ、実装に至るまでの必要な明確化に貢献できます。
非機能要件の抽出のような、品質に関わる”-lities”の観点なんかは、テスターのスキルとして多くの場合役立ちます。
Integrate Exporation Throughout
テストには2面性、確認と探索、があります。
開発を通して、確認と探索を組み合わせて進みましょう。
自動化された回帰テストによる確認、CI、自動ビルドなど。
DailyStandupの話し方をより探索的に。
DailyStandupでは、主に以下が話されると思います。
- 昨日は何をした?
- 今日は何をする?
- 何を得る?
それを、
- 昨日、ソフトウェアを調べてて/探索してて最も興味を引いた発見はなんだった?
- 今日はなんのリスクに関する探索を行う?
- よりあなたの時間を効率的に使うためのリクエストはありますか?
に変えてみましょう。より探索的に、興味のある情報共有になるでしょう。
Appendix
Appendixとして以下がありましたが、個人的にはこれらがテスターには役立ちそう。
- Interviewing for Exploratiry Testing Skills
- Test Heuristics Cheat Sheet
その他
AppendixのCheatSheetは、開発者の方々も頭に入れておけば良さそう。
複雑な内容ではなく、普段無意識に考えたり、行き当たりばったりで考えるときに使う観点をまとめたものなので。